受賞者へのコメント

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  坂井 俊之

  受賞作 : No.30「はるのはる」

  はるくん？ちゃん？がおそらく今まで触れてきた絵や書道の経験を存分に自分という箱の中でミックスして生まれた、とても真っ直ぐな表現に心から楽しませてもらいました。

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  山口 繭子

  受賞作 : No.33 「春の雪」

  （寸評、もといメッセージです）
  「カッコワライ」という文字がくっついた不可思議（ふかしぎ）な賞を授（さず）けられてしまったモモチェリゾーラさん、このたびは本当におめでとうございます。最初に少しだけ私の話をさせていただきたいのですが「holiday museum」館長のholidayさんから今回のこのお役目について初めてご相談をいただいたのは、3月4日のことでした。新型コロナ肺炎はまだまだ「大陸や一部欧州を脅（おびや）かしている怖い存在」という認識で、こんな私がこんな楽しいプロジェクトに参加させていただいてもいいの～？（笑）と照れる気持ちもあって「山口繭子賞（笑）」というタイトル命名（めいめい）となったのです。
  しかしあの日からの1ヶ月で世界は変わりました。モモチェリゾーラさんは生まれていない頃ですが、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東北大震災に続き、「天変地異（てんぺんちい）」を生きている間に3回も経験しようとしている私にとって、こういう状況に負けそうになる気持ちを救ってくれるものは、笑いであり、おいしいごはんであり、美しいものの存在（そんざい）です。
  モモチェリゾーラさん、確かに先日、桜が咲き始めた首都圏に、題名にされた「春の雪」が降りましたね。私など「こんな悲惨（ひさん）な時期に冷たい雪まで降ってきた～」とぐったり暗い気持ちになったのですが、この景色をこんなに美しい絵で表現されたあなたに、心から感謝と尊敬（そんけい）の言葉をお贈りしたいのです。
  色がきれいです。表現方法が独特（どくとく）で繊細です。この絵を見ると、ふわぁ～っと温泉に入った時のような気持ちになります。どんな小学三年生なんだろうなぁと想像つつ、この賞をお渡ししたいと思っています。本当にありがとうございました。

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  Marie Assénat

  受賞作 : No.39「町から見た春」

  Je trouve la composition et les couleurs magnifiques! J’ai tout de suite flashé sur celui-ci. J'aurais bien aimé faire le même dessin!!

  構図と色味が素晴らしいと思いました！この絵にはパッと目がいきました。同じデッサンがしてみたいです。

  受賞作 : No.73「スプリング、in、ザ ボックス」

  J’aime beaucoup les couleurs et le volume avec les notes de musique. C’est inattendu et original donc j’aime beaucoup! On dirait que les notes de musiques dansent dans la boîte.

  音符と一緒になった立体と色味がとても好きです。意外性があり独創的な感じも大好きです。音符が箱の中で踊っているように見えます。

  受賞作 : No.1「イろ」

  Je trouve les personnages supers et avec les ombres ça donne une impression de 3 dimensions.
  J’aime bien le mélange 1 personnage en noir et blanc et l’autre en couleur, on se demande ce qu’il va se passer dans l’histoire!
  J'aime beaucoup l'univers de ce dessin.

  キャラクターが最高で影の印象で3Dに見えます。白黒のキャラクターとカラーのミックスがとても好きです。どんなストーリー展開があるのか考えさられます。

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  若狭 真司

  受賞作 : No.43 「NO TITLE」

  豊かな色使いとリズム、画面下に大きくとった余白が、とても強い印象を与えてくれます。音が聞こえてくるような作品に感じ、こちらを選びました。
  二歳というと、やっと自我が形成され始める頃でしょうか？線も形も配置も、全ての思い込みやルールを取り払った、自由そのものを表現したかのような奔放さと初期衝動に、否応にも心が透かされる、素晴らしい作品だとおもいます。

  スペシャルサウンドルームはこちら

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  HANASAKU

  受賞作 : No.33 「春の雪」

  単純に好きという理由です♡が、印象派の作品が好きで見ていた時期がありました。なんだかその感覚を思い出すような…そんな作品だと感じ素敵だな、と思いました。

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  有坂塁

  受賞作 : No.23「さかな」

  2歳でこれって、もしかして天才？！魚以外が抽象的なので、ストーリーを作りながら眺める楽しさがありました。色づかいも素敵。アニメーション版で、ぜひ観てみたい！

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  のみやまさくら

  全体について

  「鑑賞」することはただ「見る」だけではありません。その作品が伝えたいことは何かを解釈（かいしゃく）し、理解（りかい）することです。その時、ポイントになるのが自分の言葉を使うこと。どうしても言葉で表現できない場合は、体の動きで表現してもいいかもしれません。とにかく大切なのは、「誰かがそう言ったから」ではなく、「自分がどう感じたか、思ったのか」「なぜそう感じたのか、思ったのか」です。
  今回、みなさんが作った作品を通じて、鑑賞（かんしょう）する楽しみに改めて気がつきました。ありがとうございます。その楽しみをみなさんと共有したくて、館長とコメント動画を作ったので、是非ご覧ください。
  最後に、世界中の美術館がインターネットで作品を公開しています。是非、自宅待機中に家族と一緒に作品鑑賞をしてみてはどうでしょう。
  ＜オススメの美術館＞
  サムスンリウム美術館：韓国、ソウルにある美術館
  http://www.leeum.org/html_jpn/collection/main.asp
  クーパー・ヒューイット：アメリカ、ニューヨークにあるデザイン・ミュージアム
  https://collection.cooperhewitt.org/
  デンハーグ市美術館：オランダ、デンハーグにある美術館
  https://www.kunstmuseum.nl/en/collection/search?origin=gm

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  堀出 隼

  受賞作 : No.16「大好きなポコ」

  この作品からはまず描いている作家自身の姿勢が伝わって来ました。お気に入りの椅子で寝転がる、自分よりちょっと低い位置にいるポコに合わせてかがみながら描く優しい姿勢、「そこでポーズしてて！」と多分言えないだろうポコが、その場にいる間に一生懸命に姿を捉えようとする姿勢です。そして、よーく見るとポコ目を閉じていないんです。気持ちよく日が射す空間の中、目を細めながら大好きと想ってくれている作者のことをポコも同じ気持ちで見つめているんだろうなと心を打たれました。